歴史・8月21日
リトアニアがソビエト連邦からの独立を再確認した日
8月21日は、リトアニアがソビエト連邦からの独立を再確認した日です。1991年のこの日、前月に起きたモスクワでのクーデター未遂事件の混乱の中、ソ連による併合を認めず独立の継続と再確認を宣言しました。これはバルト三国の独立回復において重要な節目となった出来事です。
独立再確認の経緯
リトアニアは1990年3月にソビエト連邦からの独立を一方的に宣言していましたが、ソ連政府はこれを認めず、経済封鎖や軍事行動などの圧力をかけ続けていました。1991年8月中旬、モスクワでソ連保守派によるクーデター(8月クーデター)が発生すると、リトアニア最高会議はソ連の軍事介入の危険が迫る中での迅速な対応を迫られました。クーデターが失敗に終わった8月21日、リトアニアは改めて独立の完全な実施と再確認を行う決議を採択しました。
歴史的影響と国際的な承認
リトアニアによる独立の再確認は、ソ連崩壊の潮流の中で決定的な役割を果たしました。この動きを受け、欧米諸国をはじめとする国際社会はリトアニア(および他のバルト三国)の独立を相次いで正式に承認していきました。同年9月にはソ連自身もバルト三国の独立を承認し、国際連合への加盟も果たしました。こうして、長年のソ連統治から脱却し、主権を完全に回復する道筋が確実なものとなりました。
ポイント
- リトアニアは1990年3月16日に最初の独立宣言を行っていた。
- 1991年8月21日のモスクワでのクーデター未遂事件の収束に伴い、独立の再確認が行われた。
- 同日、最高会議において独立を実質的に保持・防衛するための方針が示された。