歴史・8月17日
ローマ帝国でアウグストゥスが皇帝に即位した日
8月17日は、歴史上ローマ帝国に関連する重要な転換点として言及されることがありますが、アウグストゥス(オクタヴィアヌス)のローマ皇帝(元首)への即位日については、紀元前27年1月16日に元老院から「アウグストゥス」の称号を授与されたことなどが一般的に知られており、特定の正確な日付としての8月17日には諸説が存在します。ここではアウグストゥスによるローマ帝国体制の成立と歴史的背景について解説します。
アウグストゥスと元首政(プリンキパトゥス)の成立
カエサルの後継者であったオクタヴィアヌスは、内乱の1世紀を終わらせ、紀元前27年に元老院から「尊厳者」を意味する「アウグストゥス」の称号を与えられました。彼は表向きは共和政の伝統を維持しながらも、実際には実権を掌握する「元首政(プリンキパトゥス)」を創始し、これが事実上のローマ帝国の開始となりました。
その後の影響と「ローマの平和」
アウグストゥスによる統治体制の確立は、その後の約200年間にわたる「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」と呼ばれる安定期の基礎となりました。地中海世界全体に秩序がもたらされ、行政・税制・軍制の改革が行われたことで、ローマ帝国は長期的な繁栄を享受することになりました。
ポイント
- オクタヴィアヌスは紀元前27年に「アウグストゥス」の称号を授与された。
- アウグストゥスの体制は「プリンキパトゥス(元首政)」と呼ばれ、ローマ帝国の実質的な始まりとされる。
- 彼の統治は「パックス・ロマーナ(ローマの平和)」と呼ばれる安定期をもたらした。