歴史・8月17日
イギリスとアイルランドの間でアングロ・アイリッシュ条約が結ばれた日
8月17日は、イギリスとアイルランドの間で歴史的なアングロ・アイリッシュ条約(英愛条約)に関連する動きや、独立・主権をめぐる重要な出来事が起きた日として知られています。アイルランドの歴史において、イギリスとの関係や自治・独立は長年の課題であり、この条約の締結およびその前後のプロセスは国家の運命を大きく左右しました。ここでは、イギリスとアイルランドの歴史的背景と条約に関する事実について解説します。
アングロ・アイリッシュ条約の背景
アイルランドは長年にわたりイギリスの支配下にありましたが、1916年のイースター蜂起を経て独立の気運が高まりました。その後、アイルランド独立戦争が勃発し、1921年に停戦が成立した後、イギリス政府とアイルランドの代表団との間で和平交渉が行われました。この交渉の結果として結ばれたのがアングロ・アイリッシュ条約(英愛条約)です。
条約の内容とその後の影響
この条約により、アイルランド南部は「アイリッシュ・フリー・ステート(アイルランド自由国)」としてイギリス連邦内の自治権を獲得しました。一方で、北部のプロテスタントが多い地域(アルスター地方の6県)はイギリスにとどまること選択し、これが現在のアイルランド共和国と北アイルランドの分断の起点となりました。この条約の受容をめぐってはアイルランド国内でも激しい意見の対立が生じ、のちにアイルランド内戦を引き起こす要因となりました。
ポイント
- アングロ・アイリッシュ条約はアイルランドの自治と分断を決定づけた重要な文書である。
- 条約の結果としてアイルランド自由国が成立し、イギリス連邦内の自治領となった。
- 北アイルランドがイギリスに残ったことで、アイルランド島の分割が生じた。