社会・8月16日
ドイツの政治家ルドルフ・ヘスが死去(1987年)
1987年8月16日、ナチス・ドイツの最高幹部の一人であったルドルフ・ヘスが、収監されていたベルリンのシュパンダウ刑務所で死去しました。アドルフ・ヒトラーの側近として知られ、第二次世界大戦前の英独和平工作でイギリスに飛行機で単独渡航したことで有名です。彼の死により、シュパンダウ刑務所の最後の受刑者がいなくなりました。
ルドルフ・ヘスの生涯とイギリスへの飛行
ルドルフ・ヘスはアドルフ・ヒトラーの最側近としてナチス・ドイツの権力掌握を支え、国民社会主義ドイツ労働者党(NSDAP)の副総統を務めました。しかし1941年5月、イギリスとの単独講和を目指して独断で戦闘機を操縦しイギリスへ飛行しましたが、直ちにイギリス軍に拘束されました。その後、終戦までイギリスで身柄を拘束されることとなりました。
ニュルンベルク裁判とシュパンダウ刑務所での幽閉
第二次世界大戦後の1946年、ニュルンベルク裁判において平和に対する罪などで起訴され、終身禁錮刑が言い渡されました。国際軍事裁判所の判決を受け、ベルリンの連合国管理下にあるシュパンダウ刑務所に収監されました。他の戦犯が釈放されたり死亡したりする中、1966年以降はヘスが同刑務所唯一の受刑者となっていました。
死去とその影響
1987年8月16日、シュパンダウ刑務所の敷地内で首を吊った状態で発見され、病院に搬送されましたが死亡が確認されました。公式には自殺と発表されましたが、その死を巡っては様々な議論や陰謀論も存在しました。彼の死に伴い、長年象徴的存在であったシュパンダウ刑務所は取り壊され、跡地にはショッピングセンターが建設されました。
ポイント
- ルドルフ・ヘスは1987年8月16日に93歳で死去した。
- 死去の地はベルリンのシュパンダウ刑務所である。
- 1941年にイギリスへ単独飛行し、そのまま拘束された。
- ニュルンベルク裁判で終身禁錮刑判決を受けた。