歴史・8月12日
ロシアの原子力潜水艦「クルスク」がバレンツ海で沈没した日
2000年8月12日、ロシアのオスカーII型原子力潜水艦「クルスク」が、バレンツ海での軍事演習中に沈没しました。乗組員全員にあたる118名が死亡するという、ロシア海軍の歴史における大惨事となりました。
事故の発生
2000年8月12日、ロシア北方艦隊の精鋭原子力潜水艦「クルスク」は、バレンツ海で行われていた大規模な海軍演習に参加していました。演習中に艦内で爆発が発生し、潜水艦は海底へと沈没しました。最初の爆発の約2分後には、より大きな2度目の爆発が発生し、艦体が致命的な損傷を受けました。
救助活動の難航と国際支援の拒否
事故発生当初、ロシア当局は情報公開に消極的であり、救助活動も遅れました。ロシア海軍による救助艇の試みは難航し、イギリスやノルウェーなどの諸国からの国際的な救助支援の申し出をロシア政府は当初拒否しました。しかし、自力での救助が不可能であることが明らかになった後、数日を経て外国の支援を受け入れる決定が下されました。
事故の調査とその後の影響
その後の調査により、事故の原因は魚雷発射管内で訓練用魚雷の過酸化水素燃料が漏洩・爆発し、それが誘爆を引き起こしたと結論付けられました。この悲劇は、当時のロシアにおける軍の装備老朽化や危機管理体制、情報公開のあり方に強い批判が集まる契機となりました。
ポイント
- 発生日は2000年8月12日である。
- 舞台となったのはバレンツ海である。
- 乗組員118名全員が死亡した。
- 原因は魚雷発射管内の爆発とされている。