歴史・8月12日
米英首脳が大西洋憲章に署名した日
8月12日は、第二次世界大戦中の1941年に米英首脳が大西洋憲章に署名した日です。アメリカ合衆国大統領フランクリン・ルーズベルトとイギリス首相ウィンストン・チャーチルが会談し、戦後の世界秩序の基本方針を示した共同宣言を発表しました。この文書は、後の国際連合の理念や戦後レジメの基礎となったことで知られています。
大西洋憲章の署名と経緯
1941年8月、アメリカはまだ第二次世界大戦に参戦していませんでしたが、イギリスはドイツと単体で戦い続けていました。ルーズベルト米大統領とチャーチル英首相は、ニューファンドランド沖のアルジェティア湾に停泊する軍艦上で会談を行いました。そこで両首脳は合意に達し、同年8月12日に「大西洋憲章」として発表されました。
憲章の主な内容と理念
大西洋憲章は全8カ条からなり、領土不拡大、民族自決の尊重、貿易上の障壁の軽減、経済協力の推進、恐怖および窮乏からの自由、海洋の自由、侵略国の武装解除などが掲げられました。これは、戦後の世界が目指すべき民主主義的価値観や国際協調の原則を明確にしたものです。
その後の影響
大西洋憲章は、直接的には米英の共同宣言でしたが、同年9月にロンドンで開催された連合国会議においてソ連や亡命政府などの諸国もその原則に賛同を表明しました。さらに、1942年1月に発表された「連合国共同宣言」へと引き継がれ、最終的には国際連合憲章の思想的基盤となりました。
ポイント
- 1941年8月12日に米英首脳によって発表された。
- アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領とイギリスのウィンストン・チャーチル首相が署名した。
- 戦後の国際秩序や国際連合の理念の基礎となった。