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歴史・8月11日

アメリカ・ロサンゼルスでワッツ暴動が発生した日

1965年8月11日、アメリカ・カリフォルニア州ロサンゼルスのワッツ地区で、大規模な人種暴動(ワッツ暴動)が発生しました。アフリカ系住民に対する警察官の取り締まりをきっかけに、長年の人種差別や貧困への不満が爆発した事件です。この暴動は数日間に及び、アメリカ国内の人種問題や社会構造に大きな衝撃を与えました。

ワッツ暴動の発生と経緯

1965年8月11日の夜、ロサンゼルスのワッツ地区で、アフリカ系住民の青年が飲酒運転の疑いで白人警察官による検挙を受けたこと摩擦が引き金となりました。現場周辺に群衆が集まり、警察官との間で口論から小競り合いへと発展しました。この出来事が発端となり、周辺地域で投石や略放、放火などの暴動が瞬く間に拡大しました。

背景にある社会問題

当時のロサンゼルスを含む北部・西部の都市では、表向きの人種差別法は撤廃されていたものの、住宅や雇用における深刻な人種差別や隔離が存在していました。ワッツ地区は低所得のアフリカ系住民が多く住む地域であり、高い失業率や劣悪な生活環境、そして警察の強引な取り締まりに対する不満が長年蓄積されていました。これが一挙に噴き出す形となりました。

被害とその後の影響

暴動は州兵が出動する事態となり、鎮静化までに数日間を要しました。この結果、多数の死傷者が発生し、建物や店舗への放火・略奪により数千万ドル規模の甚大な物的損害がもたらされました。ワッツ暴動は、公民権運動が法的な権利獲得を進める一方で、都市部に住むアフリカ系住民の経済的・社会的な不平等が解消されていない現実を突きつけ、その後のアメリカ社会における人種政策や都市政策に大きな課題を残しました。

ポイント

  • 1965年8月11日にアメリカ・ロサンゼルスのワッツ地区で発生した大規模な人種暴動である。
  • アフリカ系住民の青年に対する警察の検挙が引き金となった。
  • 長年の貧困や人種差別、警察対応への不満が背景にあった。
  • 州兵が出動する事態となり、甚大な人的・物的被害を出した。