科学・技術・8月11日
アメリカの宇宙船「マーズ・オブザーバー」が打ち上げられた日
1992年8月11日、アメリカ航空宇宙局(NASA)の火星探査機「マーズ・オブザーバー」が打ち上げられました。同機は火星の気象や表面の観測を目的としていましたが、火星周回軌道への投入直前に通信が途絶え、計画は失敗に終わりました。
マーズ・オブザーバーの打ち上げと目的
マーズ・オブザーバーは、1970年代のバイキング計画以来となるアメリカの火星探査計画として打ち上げられました。タイタンIIIロケットを使用し、火星表面の地図作成、気候変動の観測、大気や鉱物の組成分析などを主な目的としていました。
通信途絶と計画の失敗
1993年8月、火星周回軌道に入るための軌道修正エンジン点火を直前に控え、マーズ・オブザーバーからの信号が途絶えました。その後、復旧の試みはすべて失敗に終わり、NASAは同年9月に探査機の喪失を正式に発表しました。原因の調査では、推進システムの加圧段階における燃料と酸化剤の混合漏れなどが推定されましたが、確証は得られませんでした。
ポイント
- 打ち上げ日は1992年8月11日である。
- 打ち上げ機はタイタンIIIロケットである。
- 火星到着直前の1993年8月に通信が途絶えた。