歴史・8月9日
ニクソン米大統領がウォーターゲート事件で辞任
1974年8月9日、アメリカ合衆国のリチャード・ニクソン大統領が、ウォーターゲート事件の責任をとって辞任しました。アメリカの現職大統領による辞任は、憲政史上初の出来事でした。この辞任により、副大統領だったジェラルド・フォードが第38代大統領に昇格しました。
ウォーターゲート事件の経緯
ウォーターゲート事件は、1972年の大統領選挙戦中に民主党全国委員会本部への盗聴・侵入事件が発覚したことに端を発します。事件そのものよりも、その後のホワイトハウスによる隠蔽工作や司法妨害疑惑が重大視され、議会や世論の批判が高まりました。下院司法委員会は弾劾訴追案を可決し、大統領の解任が確実視される情勢となりました。
辞任の発表と影響
1974年8月8日のテレビ演説で、ニクソンは翌8月9日付けでの辞任を国民に向けて発表しました。「国家の利益を最優先すべきであり、私を支持する議会の基盤が失われた」ことが理由とされました。この歴史的事件は、アメリカ国民の政治に対する信頼を大きく揺るがし、政治倫理や権力監視のあり方に強い影響を与えました。
ポイント
- 1974年8月9日にリチャード・ニクソン米大統領が辞任した。
- ウォーターゲート事件の隠蔽工作および司法妨害疑惑が辞任の直接的な原因となった。
- アメリカの現職大統領が任期途中で辞任した史上初の事例である。
- 辞任に伴い、ジェラルド・フォード副大統領が第38代大統領に就任した。