歴史・8月9日
第二次世界大戦でソ連邦が対日宣戦布告
1945年8月9日、ソビエト連邦は日本に対して宣戦布告を行い、満洲国境などを越えて軍事進攻を開始しました。これは日ソ中立条約を一方的に破棄したものであり、第二次世界大戦末期の日本の降伏に決定的な影響を与えた重大な歴史的事件です。
対日宣戦布告の経緯
1941年に結ばれた日ソ中立条約が存在していましたが、ソ連は1945年2月のヤルタ会談において、ドイツ降伏後一定期間内に対日参戦することを秘密裏に約束していました。そして1945年8月8日(モスクワ時間)、ソ連の外務人民委員モロトフが在ソ連日本大使佐藤尚武に対し、翌9日から日本と交戦状態に入る旨を通告しました。これにより、ソ連軍は1945年8月9日の夜明け前に満洲、外蒙古、朝鮮北部などの国境一帯で一斉に攻撃を開始しました。
歴史的背景と終戦への影響
当時、日本はポツダム宣言の受諾を巡り最高戦争指導会議で議論が分かれており、ソ連を仲介とした和平工作に望みを繋いでいました。しかし、ソ連の参戦によりその期待は完全に打ち砕かれました。さらに同日、長崎への原子爆弾投下も重なり、日本の指導部は国体護持等の条件を巡りながらも、最終的にポツダム宣言受諾(降伏)へ大きく傾くこととなりました。
ポイント
- 1945年8月9日にソビエト連邦が日本へ宣戦布告した。
- 日ソ中立条約を一方的に破棄しての参戦であった。
- 満洲、朝鮮北部、樺太、千島列島方面へソ連軍が侵攻した。