歴史・7月25日
イタリアでバドリオ政権が成立しファシスト党が解体される
1943年7月25日、第二次世界大戦下のイタリアにおいて、ベニート・ムッソリーニが失脚し、ピエトロ・バドリオ元帥を首班とする新しい政権が成立しました。これに伴い、長年イタリアを支配してきたファシスト党が解体されました。この政変は、イタリアの戦争からの離脱とファシズム体制の崩壊に向けた決定的な転換点となりました。
バドリオ政権の成立とファシスト党の解体
1943年7月24日から25日にかけて開催されたファシズム大評議会において、ベニート・ムッソリーニの指導力を問う不信任動議が可決されました。これを受けて、イタリア国王ヴィットーリオ・エマヌエーレ3世はムッソリーニを解任し、その後任としてピエトロ・バドリオに組閣を命じました。新政権の成立とともに、国家ファシスト党は解体され、独裁体制の象徴であった諸機関が次々と廃止されました。
歴史的背景とその後の影響
当時、イタリア軍は北アフリカ戦線での敗北や連合軍のシチリア島上陸を許すなど、戦局の悪化が極みに達していました。国民の間でも戦争に対する厭戦気分が高まっていました。バドリオ政権は表向きはドイツとの同盟継続を主張しつつも、水面下で連合軍との休戦交渉を進めることになります。この政変は、イタリアが枢軸国陣営から離脱する端緒となりましたが、同時にドイツ軍の介入を招き、国内はさらなる混乱と占領状態に陥ることになりました。
ポイント
- 発生日は1943年7月25日である。
- ベニート・ムッソリーニが失脚し、ピエトロ・バドリオが政権を率いた。
- ファシスト党が解体され、イタリアのファシズム体制が崩壊した。