歴史・7月23日
オマーンでカブース・ビン・サイドがクーデターにより実権を掌握した日
1970年7月23日、オマーンにおいてカブース・ビン・サイドが無血クーデターにより実権を掌握しました。この出来事は、鎖国政策をとっていた同国の近代化と国際社会への復帰に向けた大きな転換点となりました。
クーデターの経緯
1970年7月23日、オマーンの首都マスカットの王宮において、当時の国王であったサイード・ビン・タイムーンに対して無血クーデターが実行されました。首謀者であり、国王の息子であったカブース・ビン・サイドが実権を掌握しました。父王はイギリスへ亡命することとなりました。
背景と近代化への転換
当時のオマーンは極度な鎖国政策が敷かれており、経済的・社会的な近代化が大きく遅れていました。実権を握ったカブース・ビン・サイドは「ルネサンス」と称する近代化政策を掲げ、豊富に産出される石油の利益をインフラ整備、教育、医療などに投入しました。これにより、鎖国状態にあったオマーンは急速に近代国家としての歩みを進めることとなりました。
その後の影響
カブース国王の統治下でオマーンは国内の反体制運動を鎮圧しつつ、中東地域における独自のバランス外交を展開しました。安定した政権基盤のもとで国家の統合と発展が図られ、国際連合やアラブ連盟への加盟など、国際社会への本格的な参加を果たしました。
ポイント
- 1970年7月23日に発生した。
- カブース・ビン・サイドが父王から実権を掌握した。
- 無血クーデターとして実行された。
- オマーンの近代化と鎖国からの脱却の契機となった。