科学・技術・7月12日
ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した最初の観測画像を公開した日
1990年7月12日、同年4月にスペースシャトル「ディスカバリー」によって宇宙空間に打ち上げられたハッブル宇宙望遠鏡が、初めて撮影した観測画像を公開しました。大気の影響を受けない宇宙からの高解像度な撮影は、天文学の歴史において新たな扉を開く出来事となりました。
ハッブル宇宙望遠鏡の打ち上げと初公開
ハッブル宇宙望遠鏡は、アメリカ航空宇宙局(NASA)と欧州宇宙機関(ESA)が共同で計画・運用を進めた地球周回軌道上の光学望遠鏡です。1990年4月に宇宙へ送られた後、調整とテスト観測が行われ、同年7月12日に最初の観測画像が公開されました。この時公開された画像の一つには、地球から約1200光年離れた「いて座」の領域にある散光星雲が捉えられていました。
天文学への影響と意義
地上からの望遠鏡観測は、地球の大気ゆらぎや光害によって解像度に限界がありましたが、宇宙空間に設置されたハッブル宇宙望遠鏡はその制約を克服しました。初公開された画像は、従来の地上観測を凌駕する鮮明さを示し、その後の宇宙の年齢や膨張速度の測定、銀河の形成過程の解明など、現代天文学の飛躍的な発展に大きく貢献しました。
ポイント
- ハッブル宇宙望遠鏡は1990年4月にスペースシャトルで打ち上げられた。
- 最初に公開された観測画像は1990年7月12日に発表された。