歴史・7月9日
フランス革命の契機となった制憲国民議会が成立した日
7月9日は、フランス革命の最中である1789年に、国民議会が自らを「制憲国民議会」と改称して本格的な憲法制定作業に着手した日です。これは絶対王政から国民主権への移行を示す歴史的な転換点となりました。この議会の成立は、フランス革命の初期における重要な政治的マイルストーンとなっています。
制憲国民議会の成立とその背景
1789年、財政難に直面したルイ16世は三部会を招集しましたが、身分別の投票方法を巡って平民層(第3身分)が反発しました。第3身分の議員らは、自分たちこそが国民の大多数を代表しているとして「国民議会」の結成を宣言しました。同年7月9日、この国民議会はフランス王国憲法を制定する目的を持つ「制憲国民議会」へと改称し、王権の制限と人権の確立に向けた法的基盤作りを始めました。
歴史的影響
制憲国民議会の成立は、国王の絶対的な権力を制限し、近代的な立憲君主制を目指す動きの決定打となりました。この直後の7月14日にはバスティーユ牢獄襲撃事件が発生し、革命は一気に全国民的なうねりへと発展していきます。制憲国民議会はその後、旧体制(アンシャン・レジーム)の廃止や「人間と市民の権利の宣言(フランス人権宣言)」の採択など、近代フランスの基礎となる重要な決議を次々と行いました。
ポイント
- 1789年7月9日に国民議会が制憲国民議会へと改称された。
- フランス革命初期において、絶対王政から立憲体制への移行を示す重要な出来事である。
- のちにフランス人権宣言を採択する基礎となった。