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国際・6月28日

中華人民共和国とインドが「平和五原則」を発表

6月28日は、中華人民共和国とインドが「平和五原則」を発表した日です。両国間の関係改善を図る共同声明の中で初めて提唱され、のちに国際的な平和共生の基本原則として広く支持を集めました。アジア諸国をはじめとする非同盟運動の基礎にも大きな影響を与えた歴史的な外交方針です。

平和五原則の発表と歴史的背景

1954年6月28日、インドの首都ニューデリーで発表された中印共同声明において、「平和五原則」(インドの呼称ではパンチャ・シーラ)が初めて公式に打ち出されました。当時、中華人民共和国とインドはチベット問題などを巡る利害の調整が必要であり、両国間の摩擦を防ぐための外交的指針が求められていました。この原則は、国家間の関係を律する基本的なモラルとして提案されたものです。

平和五原則の具体的な内容

平和五原則として掲げられた5つの項目は以下の通りです。
1. 領土および主権の相互尊重
2. 相互不可侵
3. 相互の内政不干渉
4. 平等と互恵
5. 平和共存
これらは、国家の大小や社会体制の違いを超えて平和的な関係を築くための規範として示されました。

その後の影響と広がり

平和五原則は中印両国間にとどまらず、同年10月に発表された中印共同声明のほか、1955年のバンドン会議(アジア・アフリカ会議)を経て、国際社会における広く重要な原則として受け入れられるようになりました。冷戦期において、特定の陣営に属さない非同盟諸国の共通の理念や、国際法の基本原則の先駆けとしても重要な意義を持つことになりました。

ポイント

  • 1954年6月28日に中華人民共和国とインドの間で発表された。
  • インドのネルー首相と中国の周恩来首相の間で確認された。
  • 「領土および主権の相互尊重」「相互不可侵」「相互の内政不干渉」「平等と互恵」「平和共存」の5つからなる。
  • バンドン会議などにも引き継がれ、国際的な平和共生の原則として大きな影響を与えた。