科学・技術・6月23日
ソ連が人工衛星ソユーズ11号を打ち上げ
1971年6月23日、ソビエト連邦は有人宇宙船「ソユーズ11号」を打ち上げました。同船は宇宙ステーション「サリュート1号」へのドッキングと宇宙飛行士の滞在に成功したものの、地球帰還時に事故が発生し、乗組員3名が犠牲となりました。有人宇宙飛行における歴史的な成功と、その裏にある重大な事故を伝える重要な出来事です。
ソユーズ11号の打ち上げとサリュート1号へのドッキング
ソユーズ11号には、ゲオルギー・ドロボボルフ、ウラスラフ・ボルコフ、ビクトル・パツァエフの3名の宇宙飛行士が搭乗しました。彼らの主な任務は、同年4月に打ち上げられていた世界初の宇宙ステーション「サリュート1号」にドッキングし、内部に入って長期滞在を行うことでした。打ち上げは成功し、宇宙飛行士たちはサリュート1号への移行に成功して様々な科学的・医学的実験を行いました。
地球帰還時の悲劇とその影響
サリュート1号での任務を終えたソユーズ11号は同年6月30日に大気圏再突入のため地球への帰還作業に入りましたが、カプセルの分離作業中に換気バルブが予期せず開放され、機内の空気が急速に流出してしまいました。当時、宇宙飛行士たちは宇宙服を着用していなかったため、3名全員が窒息により死亡しました。この事故を受け、その後のソユーズ宇宙船では緊急時の宇宙服着用が義務付けられるなど、安全対策が大幅に見直されることになりました。
ポイント
- ソユーズ11号は1971年6月23日に打ち上げられた。
- 世界初の宇宙ステーション「サリュート1号」へのドッキングと長期滞在を行った。
- 帰還時の事故により、乗組員3名が犠牲となった。
- 事故の原因は気圧低下(換気バルブの開放による空気の流出)であった。