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歴史・6月22日

イギリスで奴隷制廃止の契機となったサマセット判決が出された日

6月22日は、1772年にイギリスで奴隷制廃止の大きな契機となった「サマセット判決」が下された日です。この判決は、イングランド法の下では奴隷制の法的根拠が認められないことを示し、その後の人権運動や奴隷制度廃止に向けた歴史的な一歩となりました。法的な観点から奴隷の身分に大きな波紋を投げかけた重要な事件です。

サマセット判決とは何か

1772年6月22日、イギリス(イングランドおよびウェールズ)の王座裁判所で、主席判事マンズフィールド卿による判決が下されました。これは、アメリカからイギリス本土に連れてこられたアフリカ人奴隷ジェームズ・サマセットが主人から逃亡し、再拘束されてジャマイカへ送られそうになったところ、人権擁護派の支援を受けて裁判を起こしたものです。

判決の内容と歴史的影響

マンズフィールド卿は、イングランドの法律には奴隷制を支持するポジティブな法規が存在せず、自然法や慣習法においても正当化されないと判断しました。これにより、サマセットは釈放されました。判決自体はイギリス本土における奴隷の自動的な全面解放を直ちに宣言したわけではありませんでしたが、「イングランドの土を踏んだ奴隷は自由になる」という解釈を生み、後のイギリス帝国全体における奴隷制廃止運動へ多大な影響を与えました。

ポイント

  • 1772年6月22日にサマセット判決が下された。
  • 主席判事マンズフィールド卿によって裁定された。
  • イングランド法における奴隷制の法的正当性を否定する重要な判決となった。