社会・6月17日
ウォーターゲート事件が発生
6月17日は、アメリカの政治史において重大な転換点となったウォーターゲート事件が表面化した日です。1972年のこの日、ワシントン・ポスト紙が報じた民主党本部への侵入事件を発端として、長期にわたる政治スキャンダルへと発展しました。この事件は最終的に現職大統領の辞任という前代未聞の結果をもたらしました。
事件の発生と発端
1972年6月17日未明、ワシントンD.C.のウォーターゲート・ビルにある民主党全国委員会本部へ不法侵入したとして、男5人が現行犯逮捕されました。犯行グループは盗聴器の設置などを目的としており、所持品の調書などから大統領再選委員会(CREEP)とのつながりが疑われるようになりました。
事件の展開と大統領の辞任
当初は「単なる泥棒に入った事件」として扱われかけていましたが、ワシントン・ポスト紙の記者らの執念深い調査報道により、政権中枢による隠蔽工作や政治工作に関与していたことが次々と明るみに出ました。上院での聴聞会や特別検察官による捜査が進む中、大統領執務室での会話を録音したテープの存在が判明し、司法との激しい攻防の末にその提出が命じられました。形勢が不利となったリチャード・ニクソン大統領は、弾劾訴追決議が確実視される中、1974年8月にアメリカ合衆国大統領としては史上初めて辞任を表明しました。
その後の影響
ウォーターゲート事件は、アメリカ国民の政治に対する信頼を大きく揺るがす歴史的事件となりました。事件後、政治資金規正法の強化や情報公開法の改正など、権力の濫用を防ぐための様々な法整備が進められました。また、 Investigative journalism(調査報道)の重要性が改めて認識され、ジャーナリズムの歴史における大きなマイルストーンとなりました。
ポイント
- 1972年6月17日にワシントンのウォーターゲート・ビルで事件が発生した。
- 民主党全国委員会本部に侵入した犯行グループが逮捕されたことが発端となった。
- ワシントン・ポスト紙の記者ボブ・ウッドワードとカール・バーンスタインらが真相究明に大きな役割を果たした。
- この事件の結果、リチャード・ニクソン大統領が辞任に追い込まれた。