歴史・6月16日
南アフリカでソウェト蜂起が発生
1976年6月16日、南アフリカ共和国のソウェトで、アフリカ系住民の生徒ら数万人がアパルトヘイト(人種隔離)政策に基づく教育制度に抗議して蜂起しました。このデモ行進に対して警察が発砲し、多くの死傷者を出したこの事件は、反アパルトヘイト闘争の大きな転換点となりました。現在、この日は「アフリカの子どもの日」としても記念されています。
ソウェト蜂起の背景
当時、南アフリカでは白人少数支配によるアパルトヘイト政策が徹底されていました。教育分野においても、アフリカ系住民に対しては労働者としてのスキルを身につけさせるための劣悪な教育が強制され、授業で使用する言語としてアフリカーンス語の使用が義務づけられていました。これに反発したソウェトの生徒や学生たちが組織的に立ち上がったのが、この蜂起の始まりです。
事件の経過と衝撃
1976年6月16日、ソウェトで平和的なデモ行進を行っていた生徒たちに対し、治安部隊が催涙ガスや実弾を発砲しました。これにより、多くの児童や生徒を含む多数の死傷者が発生しました。この弾圧の残酷さは国内外に大きな衝撃を与え、南アフリカ全土へ反アパルトヘイト運動が波及する契機となりました。
その後の影響と記念日
ソウェト蜂起での犠牲者を悼み、国際社会は南アフリカの人種差別撤廃に向けた圧力を強めました。のちにアフリカ統一機構(OAU、現アフリカ連合)は、この6月16日を「アフリカの子どもの日」と定め、アフリカの子供たちの権利や置かれた状況に焦点を当てる日としています。
ポイント
- 1976年6月16日に南アフリカのソウェトで発生した。
- アパルトヘイト政策やアフリカーンス語の強制教育に対する抗議デモが発端となった。
- 治安部隊の発砲により多数の生徒が犠牲となった。
- 同日は現在「アフリカの子どもの日」としても知られている。