社会・6月13日
東京・新宿の淀橋浄水場が廃止される
6月13日は、東京の近代化を支えてきた淀橋浄水場がその歴史に幕を閉じた日です。かつて東京市(現在の東京都区部)の水がめとして重要な役割を果たした同浄水場の廃止は、都内の急激な都市化や水道需要の変化を象徴する出来事でした。廃止後、跡地は大規模な再開発が行われ、現在の西新宿の高層ビル街へと変貌を遂げました。
淀橋浄水場の歴史と役割
淀橋浄水場は、東京の近代水道拡張事業の一環として建設され、長年にわたって東京市民に飲み水を供給してきました。玉川上水から取り入れた水を浄水し、都心部へ送り出すための核心的な施設として稼働していました。しかし、東京の人口急増に伴う水需要の増大や施設の老朽化に加え、都心の中心部に広大な敷地を持つことが都市構造上、合理性を欠くようになったことなどから、移転と廃止が進められることになりました。
廃止と跡地の再開発
浄水場の機能は順次、他の近代的な浄水場へと引き継がれ、淀橋浄水場は廃止されました。広大な跡地利用については多角的な検討がなされ、副都心計画のもとで大規模な再開発が実施されました。その結果、跡地には超高層ビルが立ち並ぶ日本屈指のビジネス街・西新宿が形成され、東京の都市景観を大きく変える契機となりました。
ポイント
- 淀橋浄水場は東京の近代水道を支えた主要な浄水施設である。
- 施設の廃止後、広大な跡地は西新宿の高層ビル街として再開発された。