記念日・6月12日
赤十字発祥の日
6月12日の「赤十字発祥の日」は、国際赤十字の創設者であるアンリ・デュナンの誕生日にちなんで制定された記念日です。人道支援や博愛の精神に基づき、世界中で赤十字活動の意義を再確認する日となっています。医療や救護の歴史において重要な役割を果たしてきた赤十字の歩みを振り返る日でもあります。
赤十字発祥の日の由来
「赤十字発祥の日」は、国際赤十字の創設に尽力したアンリ・デュナンの誕生日(1828年5月8日説もあるが、記念日の関連由来として6月12日が選ばれる場合があるなど諸説・関連団体による制定が存在する)にちなむものとして知られています。ただし、国際的な赤十字デー(世界赤十字デー)としてはアンリ・デュナンの誕生日の5月8日が正式に制定されているため、6月12日における「赤十字発祥の日」の正確な由来や制定年については、国内の特定の団体やカレンダー等における独自の記念日として位置づけられている場合があります。確実な歴史的事実として、赤十字の理念はソルフェリーノの戦いでの負傷者救護活動から始まりました。
赤十字の歴史的背景
19世紀中頃、実業家であったアンリ・デュナンはイタリア統一戦争の「ソルフェリーノの戦い」を目撃しました。戦場では敵味方の区別なく多くの負傷者が放置され、多大な犠牲が出ていました。これに強い衝撃を受けたデュナンは、現地の人々と共に負傷者の救護にあたりました。のちに彼はその体験を著書『ソルフェリーノの思い出』として出版し、戦争時における中立的な救護団体の設立を訴えました。これが、のちの国際赤十字赤新月運動およびジュネーブ条約の制定へとつながる重要な契機となりました。
ポイント
- 国際赤十字の創設者はスイスの実業家アンリ・デュナンである。
- 赤十字の理念はソルフェリーノの戦いにおける負傷者救護が原点となっている。
- 世界的な赤十字の日は5月8日(アンリ・デュナンの誕生日)に制定されている。