記念日・6月11日
和菓子の日
6月11日は「和菓子の日」です。全国和菓子協会が昭和63年(1988年)に制定した記念日で、日本の伝統的な菓子文化の普及と継承を目的としています。平安時代に由来する歴史的な行事にちなんで制定されました。
和菓子ペディアの制定と由来
全国和菓子協会が1988年に制定しました。由来となったのは、仁明朝の時代(承和元年・西暦834年)に、国内に疫病が蔓延した際、時の天皇である仁明天皇が神前に菓子などを供えて厄除けを祈誓し、「嘉祥」と改元したという故事です。この時、16の数にちなんだ菓子や餅を神前に供えたことから、室町時代や江戸時代へと「嘉祥の日」や「嘉祥の祝」という慣習が引き継がれました。
嘉祥の祝の歴史的背景
「嘉祥の祝」は、厄を払い福を招く行事として宮中や武家、そして庶民の間にも広がりました。江戸時代には、江戸城で徳川将軍が臣下に白銀の御膳所で調製された菓子を与える「嘉祥の儀」という盛大な儀式が行われていました。庶民の間でも、16文で16個の餅や菓子を買って食べる「嘉祥餠(かしょうもち)」の風習が親しまれていました。和菓子の日はこの伝統的な文化を現代に復活させたものです。
ポイント
- 全国和菓子協会によって1988年に制定された。
- 仁明天皇の時代(834年)の「嘉祥」の改元と厄除けの神事象に由来する。
- 江戸時代には徳川将軍家が菓子を与える「嘉祥の儀」が行われていた。
- かつては「嘉祥の日」として16の数にちなんだ菓子を食べる習慣があった。