文化・芸術・6月4日
ルネ・デカルトがオランダで「方法序説」を刊行した日
1637年6月4日(フランス暦では同年6月8日とも)、哲学者・数学者のルネ・デカルトの著作『方法序説』がオランダのライデンで刊行されました。近代哲学の出発点とされる重要な書物であり、「我思う、ゆえに我あり」という有名な命題が記されていることで知られています。
『方法序説』の刊行と内容
正式な書名は『理性を正しく導き、学問において真理を探究するための方法叙説』です。デカルトは学問のあらゆる分野において確確たる真理に到達するため、疑う余地のない理性を拠り所とする「方法的懐疑」を提唱しました。本書はその序論として位置づけられていますが、実際には『屈折光学』『気象学』『幾何学』という3つの科学論文の序文でした。
歴史的背景とその後の影響
当時、オランダは比較的言論の自由が認められており、フランス出身のデカルトにとって執筆や出版を行うのに適した環境でした。『方法序説』はラテン語ではなく当時のフランス語で書かれたため、学者だけでなく一般の知識人層にも広く読まれました。ここで示された合理主義的な哲学や科学的態度は、その後の近代科学や西洋哲学の発展に決定的な影響を与えました。
ポイント
- 刊行日は1637年6月4日である。
- 発行地はオランダのライデンである。
- 著者であるルネ・デカルトはフランス出身の哲学者・数学者である。
- 本書の中で「我思う、ゆえに我あり」の命題が展開された。