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歴史・6月2日

ローマ劫掠(1527年)

1527年6月2日は、ルネサンス期のローマが神聖ローマ皇帝カール5世の軍勢によって略奪された「ローマ劫掠」が起きた日です。イタリア戦争のなかで発生したこの悲劇は、イタリア・ルネサンスのひとつの転換点となりました。永遠の都と称されたローマは深刻な被害を受け、欧州の政治・宗教勢力図に大きな影響を与えました。

ローマ劫掠の経緯

1527年5月6日、神聖ローマ皇帝カール5世の軍勢(帝国軍および傭兵ランツクネヒト)がローマへ侵攻し、都市を占領しました。給与の未払いから統制を失っていた軍勢による略奪や破壊行為は数か月に及び、6月2日もなお混乱と占领状態が続いていました。教皇クレメンス7世はサン・アンジェロ城へ逃れ、籠城を余儀なくされました。

歴史的背景と影響

当時、イタリア半島の覇権をめぐり、神聖ローマ皇帝カール5世とフランス王フランソワ1世が対立していました。ローマ教皇クレメンス7世はフランス側を支持したため、皇帝側の軍勢の怒りを買うことになりました。この事件により、ローマの人文主義文化は大きな打撃を受け、多くの芸術家や学者がローマを離れました。また、教皇権の権威失墜や、皇帝と教皇の関係修復といったその後の欧州政治の構造変化をもたらしました。

ポイント

  • 発生年は1527年である。
  • 神聖ローマ皇帝カール5世の軍勢がローマを略奪した。
  • 当時のローマ教皇はクレメンス7世であった。
  • イタリア戦争中の重大な事件の一つである。