歴史・5月31日
南アフリカ連邦が成立(1910年)
1910年5月31日は、南アフリカにおける歴史的な転換点となった南アフリカ連邦が成立した日です。イギリスの植民地であった複数の地域が統合され、一つの自治領として発足しました。この成立は、のちの人種隔離政策(アパルトヘイト)へとつながる枠組みを形成する契機ともなりました。
南アフリカ連邦の成立
1910年5月31日、英領であったケープ植民地、ナタール植民地、トランスヴァール植民地、オレンジ川植民地の4つが統合され、イギリス帝国の自治領として「南アフリカ連邦」が成立しました。前年の1909年にイギリス議会で成立した南アフリカ法に基づくものであり、これにより長らく分断されていた地域の統合せん滅が図られました。
歴史的背景と影響
この連邦成立の背景には、直前まで続いた第二次ボーア戦争(1899年〜1902年)によるイギリスとアフリカーナー(ブール人)間の対立和解がありました。両者の妥協の結果として誕生した新国家でしたが、政治的・社会的な主導権は白人にのみ握られ、多数派である非白人住民の権利は大きく制限されることになりました。これが後のアパルトヘイト体制の素地を作る遠因となりました。
ポイント
- 1910年5月31日に南アフリカ連邦が成立した。
- ケープ、ナタール、トランスヴァール、オレンジ川の4植民地が統合された。
- イギリス帝国の自治領として発足した。
- ボーア戦争終結後に統合が進められた。