国際・5月25日
国際連合安全保障理事会がルワンダ国際戦犯法廷を設置
1994年5月25日、国際連合安全保障理事会は決議955採択により、ルワンダ国際戦犯法廷(ICTR)を設置しました。これは、ルワンダで発生した大量虐殺などの人道に対する罪を裁くための国際的な刑事裁判所です。
ルワンダ国際戦犯法廷設置の背景
1994年、ルワンダではフツ族系住民とツチ族系住民の間で激しい対立が起き、短期間のうちに数百万人ともいわれる人々が犠牲となる大虐殺(ルワンダ紛争)が発生しました。国際社会における人道上の危機に対する深刻な懸念から、国連安全保障理事会は国際的な法と秩序の回復、および首謀者らの処罰を目的として裁判所の設置を決定しました。
法廷の役割と影響
ルワンダ国際戦犯法廷は、タンザニアのアルーシャに設置されました。旧ユーゴスラビア国際戦犯法廷(ICTY)などとともに、国際人道法に違反した個人を裁く国際刑事裁判所の重要な先駆けとなり、その後の国際刑事裁判所(ICC)の常設化へ向けて大きな影響を与えました。
ポイント
- 1994年5月25日に国連安保理決議955に基づき設置された。
- ルワンダ国内で発生したジェノサイドや人道に対する罪を裁いた。
- 本部はタンザニアのアルーシャに置かれた。