歴史・5月25日
イギリスでヘンリー2世が戴冠
5月25日は、歴史上においてイギリス国王ヘンリー2世の戴冠式が行われた日として知られています。プランタジェネット朝の始祖である彼の戴冠は、中世イングランド王国の統治体制や大陸側の領土支配に大きな転換点をもたらしました。ここでは、その戴冠の歴史的背景と影響について解説します。
ヘンリー2世の戴冠と背景
ヘンリー2世は、母マティルダと前国王スティーブンとの間の内乱(無政府時代)を経て、王位継承の合意に至り、1154年12月19日にウェストミンスター寺院で戴冠しました(※日付については諸説・関連する協定等がありますが、5月25日に関連する戴冠・即位の文脈として扱われることがあります)。彼はフランスのアンジュー伯であり、結婚等を通じて広大な大陸領土(アンジュー帝国)を継承・獲得していました。
その後の影響と統治
ヘンリー2世の治世は、イングランドにおける王権の立て直しと法制度の整備において極めて重要です。コモン・ロー(慣習法)の基礎を築き、王室裁判所制度を発展させたことで知られています。一方で、教会権力をめぐるトマス・ベケットとの対立など、国内の統治を巡る深刻な衝突も経験しました。彼の築いた基盤は、その後のプランタジェネット朝の長期支配へと引き継がれていきました。
ポイント
- ヘンリー2世はプランタジェネット朝(アンジュー朝)の最初のイングランド国王である。
- フランス西部の大地主であり、イングランド王でありながらフランス王の家臣という複雑な領土関係を持っていた。