歴史・5月20日
ナチス・ドイツがクレタ島の戦い(空挺作戦)を開始した日
1941年5月20日、第二次世界大戦中において、ナチス・ドイツ軍はギリシャのクレタ島に対し、史上大規模な空挺作戦となるクレタ島の戦い(メルクーア作戦)を開始しました。この作戦は、ドイツ空軍の降下猟兵を主軸とした世界初の本格的な大規模空挺侵略作戦として軍事史に記録されています。
クレタ島の戦いの概要と経過
1941年5月20日の早朝、ドイツ軍は輸送機やグライダーを用いてクレタ島の主要飛行場周辺に多数の降下猟兵を投下しました。イギリス軍を中心とする連合軍は事前に暗号解読などから攻撃を予測しており、激しい迎撃を行いました。ドイツ軍は降下初日に多大な損害を出しましたが、最終的には飛行場を確保し、海上からの増援部隊を上陸させることに成功して島を制圧しました。
作戦の影響と歴史的意義
クレタ島を占領したドイツ軍でしたが、降下猟兵部隊が受けた人的損害は極めて甚大でした。このため、アドルフ・ヒトラーはこれ以降、大規模な空挺作戦の実施を事実上禁止することになりました。一方で、航空機による立体的な侵略作戦の可能性と課題が示された戦いとして、その後の近代軍事戦略に大きな教訓を残しました。
ポイント
- 1941年5月20日にナチス・ドイツ軍がクレタ島の戦い(空挺作戦)を開始した。
- ドイツ空軍の降下猟兵を中心とした史上最大規模の空挺作戦であった。
- 作戦の成功と引き換えにドイツ軍降下猟兵部隊は甚大な損害を被った。