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社会・5月19日

イギリスで世界初の公的警察組織「ロンドン警視庁(スコットランドヤード)」が活動開始

5月19日は、イギリスで世界初の近代的な公的警察組織であるロンドン警視庁(通称スコットランドヤード)が活動を開始した日です。首都ロンドンの治安維持を目的として設立され、その後の世界の警察制度に大きな影響を与えました。現代の警察組織の原点ともいえる重要な歴史的出来事です。

ロンドン警視庁の活動開始

1829年に制定された首都警察法に基づき、同年5月19日からロンドン警視庁(Metropolitan Police)が実際の活動を開始しました。当時の内務大臣ロバート・ピールによって創設されたもので、市民によるボランティアや民間の自警団に頼っていたそれまでの治安維持体制を改め、国家が組織する常設の公的警察として発足しました。

背景と「スコットランドヤード」の由来

19世紀初頭のロンドンは急速な都市化に伴い犯罪が急増しており、従来の治安体制では対応しきれなくなっていました。ロバート・ピール主導のもとで設立された新警察の本部は、当初ロンドン市内のホワイトホール街にあり、その裏手がかつてスコットランド王国の使節団が宿泊していた建物敷地であったことから、「スコットランドヤード」と呼ばれるようになりました。これがのちにロンドン警視庁の代名詞となっています。

その後の影響

ロンドン警視庁の組織体制や制服、運用方法は、のちに世界各国の警察組織のモデルとなりました。創設者ロバート・ピールの名にちなんで、イギリスの警察官は親しみ込めて「ボビー(Bobbies)」と呼ばれることもあります。近代警察のパイオニアとして、犯罪捜査や治安維持のあり方に大きな足跡を残しました。

ポイント

  • 5月19日はロンドン警視庁が実際に活動を開始した日である。
  • 設立を主導したのは当時の内務大臣ロバート・ピールである。
  • 「スコットランドヤード」は本部の所在地・建物に由来する通称である。
  • 近代的な公的警察組織の世界的な先駆けとなった。