科学・技術・5月18日
ソ連がルナ計画の無人月探査機「ルナ15号」を打ち上げ
5月18日は、ソビエト連邦がルナ計画の無人月探査機「ルナ15号」を打ち上げた日です。月面着陸とサンプルリターン(月の土壌を持ち帰る計画)を目的としていましたが、アメリカの有人月面着陸計画「アポロ11号」と時期が重なったことで歴史的な注目を集めました。米ソの宇宙開発競争が激化していた時代の重要な出来事の一つです。
ルナ15号の打ち上げと目的
ルナ15号は、ソ連によって打ち上げられた無人月探査機です。当時のソ連は、アメリカとの激しい宇宙開発競争の最中にありました。ルナ15号の主な目的は、月面に軟着陸し、月の土壌サンプルを採取して地球へと持ち帰る(サンプルリターン)ことでした。これは、有人月面着陸を目指していたアメリカのアポロ11号に対抗する意図もあったとされています。
歴史的背景とその後の影響
1969年7月、アメリカのアポロ11号が人類初の月面着陸に向けて飛行していたまさにその時期に、ルナ15号も月周辺に到達していました。アメリカとソ連の探査機が同時に月に接近・着陸を試みるという異例の事態となり、国際的な関心が集まりました。しかし、ルナ15号は月面降下中の通信途絶により軟着陸に失敗し、サンプルリターンを達成することはできませんでした。この結果は、当時のソ連の宇宙開発における月面探査の難しさを物語るものとなりました。
ポイント
- ルナ15号はソ連のルナ計画の一環として打ち上げられた無人月探査機である。
- 打ち上げが行われたのは5月18日である。
- アメリカのアポロ11号の飛行時期と重なり、米ソの宇宙開発競争を象徴する出来事となった。