歴史・5月15日
三井財閥の総帥・団琢磨が暗殺された血盟団事件の日
5月15日は、1932年に発生した血盟団事件において、三井財閥の総帥である団琢磨が暗殺された日です。この事件は、極右テロ組織「血盟団」による要人暗殺計画の実行であり、のちの五・一五事件へとつながる昭和初期の動乱の象徴的な出来事となりました。日本の近代史において財閥や政財界に大きな衝撃を与えた歴史的な日です。
血盟団事件と団琢磨の暗殺
1932年3月、井上日召が率いる極右テロ組織「血盟団」のメンバーが、日本の要人を次々と襲撃するテロ事件を起こしました。同年2月に前蔵相の井上準之助が暗殺されたのに続き、5月15日には三井合名会社理事長(総帥)であった団琢磨が東京・日本橋の三井本館前で狙撃され、命を落としました。団は日本の財界を代表する指導者であり、その死は財界および社会全体に計り知れない衝撃を与えました。
背景と歴史的影響
世界恐慌による経済的混乱や農村の疲弊が深刻化する中、血盟団のメンバーらは既存の政党政治や財閥が私腹を肥やしていると強く反発し、「一人一殺」のテロによって国家の改造を企てました。団琢磨の暗殺は、富豪や政治指導者に対するテロリズムの脅威を決定づけました。さらに、この事件の直後には現職首相が暗殺される「五・一五事件」が発生するなど、日本の軍国主義化と政党政治の崩壊を加速させる大きな契機となりました。
ポイント
- 血盟団事件における団琢磨の暗殺は1932年5月15日に発生した。
- 団琢磨は三井合名会社の理事長を務める当時の財界の最高実力者であった。
- この事件は直後に起きた五・一五事件と並び、昭和初期のテロ頻発期を象徴する重大事件である。