歴史・5月13日
イギリスのサッチャー首相が政権発足
5月13日は、イギリスの政治史において重要な転換点となった日です。1979年のこの日、イギリス初の女性首相であるマーガレット・サッチャーが率いる保守党政権が発足しました。「鉄の女」の異名を持つサッチャーの政権誕生は、その後のイギリスの経済・社会政策に大きな変革をもたらすことになりました。
サッチャー政権発足の背景
1970年代のイギリスは、「イギリス病」と称される深刻な経済停滞に陥っていました。高インフレや度重なる労働組合のストライキにより、ジェームズ・キャラハン率いる労働党政権への支持が揺らいでいました。こうした中、保守党の党首であったマーガレット・サッチャーは、「大きな政府」から「小さな政府」への転換、国有企業の民営化、労働組合の規制強化などを掲げ、総選挙で勝利を収めました。
その後の影響
1979年5月13日に発足したサッチャー政権は、いわゆる「サッチャリズム」と呼ばれる一連の市場経済重視・規制緩和の政策を強力に推進しました。国営企業の民営化や福祉国家の見直しは国内外に大きな影響を与え、その後の世界の保守政治や経済政策にも多大な波及効果をもたらしました。一方で、急進的な改革は社会的な分断や雇用の問題なども引き起こし、功績と評価が大きく分かれる政治家としても知られています。
ポイント
- 1979年5月13日にイギリス初の女性首相としてマーガレット・サッチャーが政権を発足させた。
- 「イギリス病」と呼ばれた経済停滞からの脱却を目指し、国営企業の民営化などの改革を行った。