科学・技術・5月11日
IBMのスーパーコンピュータ「ディープ・ブルー」がチェス世界王者カスパロフに勝利(1997年)
1997年5月11日、IBMが開発したスーパーコンピュータ「ディープ・ブルー」が、チェスの世界王者ガルリ・カスパロフとの対局で勝利を収めました。コンピュータが現役の世界王者に公式戦の持ち時間制で勝利した史上初の歴史的快挙であり、人工知能(AI)の歴史における重要なマイルストーンとなりました。
ディープ・ブルーの勝利と歴史的背景
1997年5月、ニューヨークで行われた6ゲームマッチの最終第6局において、ディープ・ブルーはカスパロフをわずか19手で破り、対戦成績4勝2敗で勝利しました。前年の1996年にも両者は対戦し、その時はカスパロフが勝利していましたが、ハードウェアの強化と探索アルゴリズムの改良を経たディープ・ブルーがリベンジを果たしました。
人工知能研究への影響
この勝利は、人間の知性の象徴とされてきたチェスにおいて、機械が人間を凌駕しうることを世界に証明しました。力まかせ探索(ブルートフォース)と専用プロセッサを活用したディープ・ブルーの成果は、その後のコンピュータゲームAIや、様々な分野における人工知能の発展に大きな影響を与えました。
ポイント
- 発生年月日:1997年5月11日
- 対局の勝者:IBMのスーパーコンピュータ「ディープ・ブルー」
- 対局の敗者:チェスの世界王者ガルリ・カスパロフ
- 最終成績:ディープ・ブルーの4勝2敗(引き分け含む)