歴史・5月10日
ナチス・ドイツによる焚書がベルリン等で行われる
1933年5月10日、ナチス・ドイツの主導により、ベルリンをはじめとする各地で大規模な焚書(本の焼き捨て)が行われました。思想統制と検閲の一環として、政権に反抗的とみなされたり非ドイツ的とされたりした作家たちの著作が炎に付されました。
焚書事件の概要
1933年5月10日の夜、ベルリンのオペラ広場をはじめとするドイツの大学都市において、ナチスの突撃隊(SA)や全国学生組合によって組織的な焚書が実行されました。マルクス主義者、ユダヤ人、反戦主義者、あるいはナチズムに批判的な数多くの著名な文学者や学者の著作が、学生たちによって「非ドイツ的」な思想の産物としてトラックいっぱいに集められ、公然と焼き捨てられました。
歴史的背景とその影響
1933年1月にアドルフ・ヒトラーが首相に就任すると、ドイツでは急速に一党独裁体制への移行と全体主義的な言論統制が進められました。この焚書はそのような文化・思想面における弾圧の象徴的な出来事であり、学問の自由や表現の自由が徹底的に奪われていく過程を示すものでした。この弾圧により、多くの文化人や科学者が国外亡命を余儀なくされました。
ポイント
- 1933年5月10日に実施された。
- ベルリンをはじめとするドイツ各地で行われた。
- ナチスや学生組織が主導し、反体制的な書籍が焼き払われた。