歴史・5月6日
ヒンデンブルク号爆発事故が発生した日
5月6日は、1937年にドイツの大型硬式飛行船ヒンデンブルク号がアメリカ・ニュージャージー州で着陸態勢に入った際、突如火災を起こして墜落・炎上した「ヒンデンブルク号爆発事故」が発生した日です。この惨事は、当時主流であった大型飛行船の時代を終わらせる決定的な契機となりました。
ヒンデンブルク号爆発事故の概要
1937年5月6日、ドイツのLZ 129 ヒンデンブルク号は、大西洋を横断してアメリカ合衆国ニュージャージー州のレイクハースト海軍飛行場に到着しました。着陸のための係留作業を行おうとしていたところ、突如として船体に火災が発生し、わずか数分で全焼して墜落しました。乗客乗員97人のうち36人が犠牲となる大惨事となりました。
事故の背景と原因
当時、ドイツは飛行船の浮力ガスとして可燃性の水素を使用していました。本来は不燃性のヘリウムを使用する計画でしたが、アメリカからのヘリウム禁輸措置により、やむを得ず引火性の高い水素を使用せざるを得ない状況でした。出火原因については、静電気による引火説や妨害工作説など様々な議論がなされましたが、確定的結論には至っていません。
その後の影響
この事故の模様はラジオ実況中継され、ニュース映画などを通じて世界中に伝えられました。惨劇の衝撃的な映像と音声は人々に強い恐怖心を植え付け、安全性の観点から大型飛行船による定期旅客輸送は急速に衰退していきました。以後、航空機の主流は飛行機へと完全に移行することになりました。
ポイント
- 発生日は1937年5月6日である。
- 事故現場はアメリカ・ニュージャージー州のレイクハースト海軍飛行場である。
- 乗客乗員97人のうち36人が死亡した。
- この事故を契機に大型飛行船の時代が事実上終焉を迎えた。