社会・5月6日
ニューヨーク証券取引所でフラッシュ・クラッシュ(大暴落)が発生した日
2010年5月6日、アメリカのニューヨーク証券取引所(NYSE)などで、わずか数十分間に株式市場が歴史的な大暴落と急回復を記録する「フラッシュ・クラッシュ(瞬時大暴落)」が発生しました。ダウ工業株30種平均が一時1,000ドル近い急落を見せ、金融市場に大きな衝撃を与えた事件です。
フラッシュ・クラッシュの発生
2010年5月6日の午後、ニューヨーク証券取引所をはじめとするアメリカの株式市場で、主要株価指数が突如として急激な下落を始めました。ダウ平均株価はわずか数分間のうちに急落し、一時は前日終値から990ドル超(約9%)安を記録しました。しかし、その後も急激に買い戻され、短時間で下落分の大部分を回復するという異例の値動きとなりました。
原因と市場への影響
後の調査により、この急落の背景には、大口投資家による先物の大量売り注文と、超高速取引(HFT:ハイ・フリークエンシー・トレイディング)を行うアルゴリズム取引が連鎖的に反応したことが原因であると判明しました。コンピューターの自動的な売り注文がさらなる売りを呼び、市場の流動性が一時的にほぼ消失したためです。この事件は、現代の電子化された金融市場における新たなリスクを浮き彫りにし、その後の取引制度やサーキットブレーカー制度(市場急変時の売買一時停止)の見直し議論に大きな影響を与えました。
ポイント
- 発生日は2010年5月6日である。
- ダウ工業株30種平均が一時1,000ドル近く下落した。
- 超高速取引(HFT)のアルゴリズムが混乱を増幅させたとされている。
- 短時間で急落した後に急回復した点が特徴である。