歴史・4月29日
ロサンゼルス暴動が発生(1992年)
1992年4月29日、アメリカ合衆国カリフォルニア州ロサンゼルスで大規模な暴動が発生しました。黒人男性に暴行を加えた白人警察官らが無罪評決を受けたことをきっかけに、激しい抗議と暴動へと発展しました。この事件は、アメリカ社会における人種差別や警察組織のあり方に大きな衝撃を与えました。
事件の背景
1991年3月、ロサンゼルス市警の白人警察官らが、スピード違反で停車させた黒人男性ロドニー・キング氏に対して集団で暴行を加える事件が発生しました。この様子は一般市民によって撮影され、メディアを通じて全米に放送されました。事件から約1年後の1992年4月29日、陪審団は起訴された警察官らに対して無罪の評決を下しました。
暴動の発生と被害
無罪評決の言い渡し直後から、ロサンゼルス市内で激しい怒りが噴出しました。抗議活動は次第に暴動へと変わり、放火、略奪、暴力行為が相次ぎました。治安の急激な悪化を受けて、カリフォルニア州知事は州兵の出動を要請し、さらに連邦軍も派遣されて事態の鎮圧にあたりました。数日間にわたった混乱の結果、多数の死傷者と甚大な物的被害が記録されました。
その後の影響
ロサンゼルス暴動は、アメリカ国内における長年の人種間対立や経済格差、警察とマイノリティコミュニティの緊張関係を浮き彫りにしました。この事件後、ロサンゼルス市警の組織改革や警察幹部の辞任など、司法および警察制度の見直しに向けた議論が強く求められる契機となりました。
ポイント
- 発生日は1992年4月29日である。
- ロドニー・キング氏暴行事件の警察官に対する無罪評決が引き金となった。
- 暴動鎮圧のために州兵および連邦軍が派遣された。