歴史・4月26日
南アフリカで初の全人種参加による総選挙が開始された日
4月26日は、南アフリカ共和国において同国史上初となる全人種参加による総選挙が開始された歴史的な日です。長年にわたったアパルトヘイト(人種隔離政策)体制が終わりを迎える、民主化への決定的な転換点となりました。この選挙の結果、ネルソン・マンデラが率いるアフリカ民族会議(ANC)が勝利し、同国初の黒人大統領が誕生しました。
歴史的背景
南アフリカでは、長年にわたり白人少数支配によるアパルトヘイト政策が敷かれ、非白人住民の基本的人権や参政権が厳しく制限されていました。国内外からの強い批判や経済制裁、そして国内での激しい抵抗運動を経て、1990年代初頭から体制移行に向けた交渉が本格化しました。1993年には全人種が参加する暫定憲法が合意され、初の民主的な総選挙の実施が決定されました。
総選挙の経過とその後の影響
選挙は1994年4月26日から数日間にわたって実施されました。投票所には長い行列ができ、人種を問わず多くの人々が歴史的な一票を投じました。アフリカ民族会議(ANC)が勝利を収め、同年5月にネルソン・マンデラが大統領に就任しました。この選挙は、人種差別のない「レインボー・ネイション(虹の国)」としての新しい南アフリカ共和国の出発点となりました。
ポイント
- 南アフリカで初の全人種参加による総選挙は1994年4月26日に開始された。
- この選挙によりアパルトヘイト体制の法的撤廃が完了し、民主的な政権移行が実現した。
- 選挙の結果、ネルソン・マンデラが南アフリカ初の黒人大統領に就任した。