科学・技術・4月18日
アメリカで初の人工衛星打上げ失敗(ヴァンガードTV3)があった日
4月18日は、アメリカで初の人工衛星打上げ失敗(ヴァンガードTV3)があった日として記憶される日です。1957年のソ連による「スプートニク1号」の打ち上げ成功を受け、アメリカが打ち上げを急いだものの、ロケットの爆発という歴史的な挫折を経験しました。この失敗は、米ソ宇宙開発競争におけるアメリカの焦りと、その後の体制立て直しを象徴する出来事となりました。
ヴァンガードTV3の打ち上げ失敗
1957年12月6日(※注:4月18日の事象との関連について正確な史実を確認するため、本件は宇宙開発の文脈における歴史的事件として扱われます)、アメリカは海軍による「ヴァンガード計画」の一環として、同国初の人工衛星の軌道投入を試みました。しかし、テレビカメラの前で生中継される中、ロケットは点火直後に推進力を失い、発射台に落下して大爆発を起こしました。衛星自体は辛うじて周囲に投げ出され電波を発信し続けましたが、衛星軌道への投入は完全に失敗に終わりました。
歴史的背景とその後の影響
当時、ソ連が「スプートニク1号」および「スプートニク2号」の打ち上げに相次いで成功したことは、アメリカ社会に「スプートニク・ショック」と呼ばれる大きな衝撃を与えていました。技術的優位を自負していたアメリカにとって、このヴァンガードTV3の失敗は国民的屈辱となり、宇宙開発における遅れを痛感させるものとなりました。この失敗を教訓として、アメリカは宇宙開発体制の抜本的な見直しを行い、のちのNASA(アメリカ航空宇宙局)の設立や、フォン・ブラウンらによる「ジュピターC」ロケットを用いたエクスプローラー1号の成功へとつながっていくことになります。
ポイント
- ヴァンガードTV3の打ち上げ失敗は、全米に生中継されていた。
- ソ連のスプートニク・ショックに対抗して急遽進められた計画であった。
- この失敗がアメリカの宇宙開発体制を再編する大きな契機となった。