歴史・3月31日
日本国有鉄道(国鉄)が分割・民営化されJRグループが発足した前日
1987年(昭和62年)3月31日は、長年にわたり日本の鉄道網を担ってきた日本国有鉄道(国鉄)がその歴史の幕を閉じ、翌4月1日からJRグループへと移行する直前となった日です。分割・民営化の前日であるこの日は、日本の交通史における大きな転換点として記憶されています。ここでは、国鉄分割・民営化の前日である3月31日の歴史的文脈について解説します。
日本国有鉄道の分割・民営化の背景
日本国有鉄道は戦後の復興や高度経済成長期を支えましたが、度重なる運賃値上げやストライキ、モータリゼーションの進展、そして膨大な累積赤字により経営が深刻な状況に陥っていました。これを立て直すため、1980年代前半に行政改革の一環として国鉄の分割・民営化が議論され、1986年末に国鉄分割民営化関連法案が成立しました。
1987年3月31日の状況と翌日への移行
1987年3月31日は、国鉄として営業運転を行う最後の日となりました。各地の駅や車内では、国鉄最後の姿を見届けようとする鉄道ファンや利用客の姿が見られ、夜には各組織の解散や新会社の発足に向けた準備が進められました。そして翌4月1日午前0時をもって日本国有鉄道は正式に解散し、旅客6社と貨物1社を含む「JRグループ」が発足しました。
ポイント
- 日本国有鉄道は1987年3月31日をもって廃止された。
- 翌4月1日に旅客鉄道会社6社と日本貨物鉄道(JR貨物)などが発足した。