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科学・技術・3月22日

日本初の国産ロケット「ペンシルロケット」の水平発射実験が行われる

3月22日は、日本の宇宙開発の原点である「ペンシルロケット」の水平発射実験が行われた記念すべき日です。糸川英夫博士を中心とした研究チームによって実施されたこの実験は、日本のロケット開発の歴史の第一歩となりました。日本の宇宙航空研究の礎となった重要な出来事について解説します。

ペンシルロケットの水平発射実験

日本の宇宙科学の父と呼ばれる糸川英夫を中心に、東京大学生産技術研究所で進められたロケット開発において、極めて小型の試験用ロケット「ペンシルロケット」が開発されました。その最初の発射実験が1955年(昭和30年)3月22日に、東京都国分寺市の国分寺技術研究所(現・鉄道総合技術研究所)の敷地内で行われました。ペンシルはその名の通り鉛筆ほどの大きさ(全長約23センチメートル、直径約1.8センチメートル)であり、ロケットの弾道や性能データを取得するための基礎実験として、機体を水平に発射する形でテストが実施されました。

日本の宇宙開発への影響

この小さなペンシルロケットの成功は、その後の日本における本格的なロケット開発へとつながる大きな転換点となりました。ペンシルロケットでの成功を皮切りに、ベビーロケット、カッパ(K)ロケットへと段階的に大型化・高度化が進み、最終的には日本の独自技術による人工衛星の打ち上げや、現在のH-IIAやH-IIIロケットに至るまでの確固たる技術的基盤を築き上げました。日本の宇宙開発史を語る上で欠かせない、記念すべきマイルストーンとなっています。

ポイント

  • ペンシルロケットの水平発射実験は1955年3月22日に行われた。
  • 実験は糸川英夫博士らの研究チームによって進められた。
  • ペンシルロケットの大きさは全長約23cm、直径約1.8cmの鉛筆状であった。
  • 実験場所は東京都国分寺市の敷地内であった。