今日は何の日カレンダー

文化・芸術・3月7日

ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが交響曲第3番『英雄』を初演

3月7日は、ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンの傑作である交響曲第3番変ホ長調『英雄』(エロイカ)が初演された日です。本作は音楽史において、古典派の様式からロマン派への扉を開いた記念碑的な作品として知られています。従来の交響曲の概念を大きく覆す長大な規模と革新的な内容を持っています。

『英雄』初演の歴史的背景

1804年に作曲された交響曲第3番は、当初ナポレオン・ボナパルトに捧げられる予定でした。しかし、ナポレオンが皇帝に即位したことを知ったベートーヴェンは激怒し、表紙の献辞を破り捨てたと伝えられています。初演は1805年4説など諸説ありますが、1805年3月7日(または同年4月)にウィーンのロプコヴィッツ侯爵邸で非公開初演が行われ、その後一般公開されました。当時の聴衆や批評家にとっては、その長大さと複雑なハーモニーは非常に難解なものとして受け止められました。

音楽史における意義と影響

交響曲第3番は、それまでの交響曲の規模を遥かに凌駕する演奏時間を持ち、第2楽章には「葬送行進曲」が置かれるなど、劇的なドラマ性が強調されています。この作品によって、音楽家が自己の内面や思想を楽曲に反映させる道が大きく開かれました。ベートーヴェン自身の耳の病気が悪化していく苦悩の時期に書かれたものでもあり、芸術的な勝利を勝ち取る強い意志が表現されています。

ポイント

  • ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェンが作曲した交響曲第3番変ホ長調作品55である。
  • 通称は『英雄(エロイカ、Eroica)』。
  • 当初はナポレオン・ボナパルトに捧げられる予定であった。