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科学・技術・3月4日

日本初の月面探査機「ひてん」が打ち上げ

1990年3月4日、日本初の月面探査機「ひてん」が鹿児島県の鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられました。工学実験を主目的とした探査機であり、日本の深宇宙探査の第一歩となった歴史的な出来事です。

「ひてん」打ち上げの概要

1990年3月4日、宇宙科学研究所(ISAS)によってM-3SⅡロケット5号機を用いて「ひてん」が打ち上げられました。日本にとって初めての地球周回軌道を離れた人工衛星であり、ソ連、アメリカに次いで世界で3カ国目となる月面方向への探査機打ち上げ成功となりました。

工学実験と成果

「ひてん」は、将来の月探査に必要な軌道制御技術などを取得するための工学実験機として開発されました。世界で初めて「月スイングバイ」技術を実用的に使用し、軌道制御のデータを収集しました。また、子衛星「はごろも」を月の軌道に投入することにも成功しています。

その後の影響と意義

「ひてん」の成功は、その後の日本の月・惑星探査計画に大きな道を開きました。深宇宙探査における軌道力学の知見や運用経験が蓄積され、のちの月周回衛星「かぐや」や小惑星探査機「はやぶさ」などの本格的な探査機開発へと繋がる重要なマイルストーンとなりました。

ポイント

  • 打ち上げ日は1990年3月4日である。
  • 打ち上げ場所は鹿児島宇宙空間観測所である。
  • ロケットはM-3SⅡロケット5号機が使用された。
  • 日本初の月面探査機(工学実験機)である。