文化・芸術・2月25日
東京・浅草に日本初の常設映画館「電気館」が開館
1903(明治36)年2月25日、東京・浅草に日本初となる常設の映画館「電気館」が開館しました。それまで見世物小屋や芝居小屋の一角で上映されていた映画が、映画専用の施設として公開された画期的な出来事です。日本の映画産業および映画文化の発展における大きな転換点となりました。
日本初の常設映画館「電気館」の誕生
1903年2月25日、東京市浅草区(現・東京都台東区浅草)の浅草公園内に「電気館」が開館しました。当時、日本に紹介されたばかりの映画は、寄席や臨時興行の余興として見世物的に上映されるのが主流でした。しかし電気館は、日本で初めて映画上映を主目的とした常設の施設として開業し、連日多くの観客を集めて大盛況となりました。
当時の映画界と浅草の役割
電気館の開館前後から、浅草は日本の大衆娯楽の中心地として急速に発展していきました。電気館の成功に刺激され、周辺には次々と映画館が建てられ、浅草は「映画の街」としての地位を確立することになります。弁士による解説や音楽伴奏を伴う日本独自の映画文化が花開く基礎が、この時期に作られていきました。
その後の影響と映画館の普及
電気館の登場は、映画が一時的な見世物から、独立した近代的な娯楽・芸術へと移行する決定打となりました。これを契機に、東京だけでなく全国の主要都市へと常設の映画館が広がりを見せていきました。日本の映画産業が興行ビジネスとして組織化・発展していく上で、極めて重要なマイルストーンとなりました。
ポイント
- 1903年(明治36)年2月25日に開館した。
- 場所は東京・浅草の浅草公園内である。
- 日本で初めての常設映画館とされる。