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歴史・2月21日

イギリスで世界初の切手「ペニー・ブラック」が発行された日

2月21日は、1840年にイギリスで世界最初の切手「ペニー・ブラック」が発行された日です。郵便制度の近代化において画期的な出来事であり、その後の世界の郵便・通信網に大きな影響を与えました。切手の誕生により、それまでの受取人払いから差し出し人払いへと制度が大きく転換されました。

ペニー・ブラック発行の歴史的背景

19世紀前半のイギリスでは、郵便料金は手紙の配達距離や枚数に応じて受取人が支払う仕組みになっていました。しかし、この方法は料金未払いのトラブルや不正を生みやすく、高額な料金を支払えない人々にとっては手紙の受け取り自体が困難でした。こうした郵便制度の改革を求めたのがローランド・ヒルであり、一律料金制と事前払いの導入を提唱しました。その結果、1840年5月6日に正式発行され、同年2月21日には関連する準備や事前流通が開始されるなど、近代郵便制度の第一歩が踏み出されました。

世界初の切手「ペニー・ブラック」の特徴

「ペニー・ブラック」は、その名の通り黒色を基調とし、1ペニーの額面が設定された世界で最初の切手です。中央にはヴィクトリア女王の横顔がデザインされています。目打(切手を切り離すためのミシン目)はまだ存在せず、使用時にはハサミなどで切り分けて使われていました。消印が黒色だと見えにくいため、のちに赤色の消印が使われるようになり、発行から短期間でデザインや色が変更されることになりました。

その後の影響と郵便制度の改革

切手の発明と事前払い制度の導入は、郵便物の量を劇的に増加させました。誰でも手頃な価格で手紙を送ることができるようになったことで、社会全体のコミュニケーションや商業活動が活性化しました。イギリスで始まったこの切手の仕組みは、瞬く間に世界各国へと広がり、現代に至るまで通信インフラの基本として受け継がれています。

ポイント

  • 1840年2月21日は、世界初の切手「ペニー・ブラック」に関連する歴史的な日である。
  • ペニー・ブラックは世界で初めて発行された切手であり、額面は1ペニーであった。
  • 切手にはヴィクトリア女王の横顔がデザインされていた。
  • この発明により、郵便料金は受取人払いから差し出し人払いへと移行した。