今日は何の日カレンダー

歴史・2月14日

日本銀行が設立された日(1882年)

1882年(明治15年)2月14日は、日本の中央銀行である日本銀行が設立された日です。同年6月27日の営業開始に向け、日本における近代的な金融・通貨システムの基礎が築かれる契機となりました。当時の日本は、西南戦争後のインフレーションや紙幣の乱発による経済的混乱の中にあり、その立て直しが急務とされていました。

日本銀行設立の背景

明治維新後の日本政府は、財政基盤の確立と近代化を急ピッチで進めていました。しかし、1877年(明治10年)に起きた西南戦争の戦費調達のため、不換紙幣が大量に発行され、激しいインフレーションが発生していました。経済の安定を図るため、大蔵卿であった松方正義は、単一の中央銀行を設立して通貨発行権を集中させ、通貨価値の安定を図る政策(いわゆる「松方財政」)を推進しました。その中核として構想されたのが日本銀行です。

日本銀行条例の制定と設立

1882年(明治15年)6月に施行される「日本銀行条例」に基づき、同年2月14日に日本銀行が設立されました。資本金は300万円で、そのうち半額を政府が、残りの半額を民間(士族や実業家など)が出資する官民共同出資の形態をとりました。初代総裁には吉原重俊が就任し、同年6月27日から実際の業務が開始されました。

その後の影響と発展

日本銀行の設立により、それまで乱立していた不換紙幣の整理が進められ、のちの1885年(明治18年)には日本銀行券(兌換銀券)の発行が開始されました。これにより、日本の通貨制度は劇的な安定を見せ、近代的な資本主義経済の発展を支える基盤が整えられました。日本銀行はその後、国の中心となる中央銀行として、金融政策の遂行や銀行券の発行、金融システムの安定化といった重要な役割を担い続けています。

ポイント

  • 日本銀行は1882年(明治15年)2月14日に設立された。
  • 実際の営業開始は1882年6月27日である。
  • 設立時の資本金は300万円であった。
  • 初代総裁は吉原重俊である。