科学・技術・2月14日
史上初のクローン羊「ドリー」の誕生が発表された日(1997年)
1997年2月14日、イギリスのロスリン研究所の研究チームが、世界初の体細胞クローン羊「ドリー」の誕生を発表しました。成体の細胞から哺乳類のクローンを作り出すことに成功した世界初の事例であり、科学界および世界中に大きな衝撃を与えました。
クローン羊「ドリー」の誕生発表
1997年2月14日、イギリス・スコットランドのロスリン研究所のイアン・ウィルムットらの研究チームが、前年の1996年7月に誕生していたヒツジのクローン「ドリー」について科学誌『ネイチャー』で発表しました。ドリーは、受精卵ではなく、成体のヒツジの乳腺細胞から採取した核を、核を除いた未受精卵に移植する「体細胞核移植」という手法を用いて作製されました。
科学的インパクトと倫理的論争
それまでの定説では、一度分化した成体の細胞から別の種類の細胞や個体を再生することは困難と考えられており、ドリーの誕生はその常識を覆しました。この成果は医学や畜産業の発展に寄与する可能性が期待される一方で、人間のクローン作製につながる倫理的な懸念や生命倫理に関する激しい議論を世界的に巻き起こしました。
ポイント
- 発表日は1997年2月14日である。
- 研究チームが所属していたのはイギリスのロスリン研究所である。
- 成体の細胞から作られた世界初の哺乳類クローンである。