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国際・2月10日

国連総会で「拷問等禁止条約」が採択(1984年)

1984年2月10日、国連総会において「拷問等及びその他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取扱い又は刑罰に関する条約」(拷問等禁止条約)が採択されました。これは、いかなる状況下でも拷問を絶対に容認しないことを国際法上明確にした重要な歴史的事件です。本条約の採択により、国際社会における人権保障の枠組みが大きく前進しました。

拷問等禁止条約の採択

1984年2月10日、第39回国連総会で「拷問等禁止条約」が採択されました。この条約は、国際人権規程や世界人権宣言の理念をさらに発展させ、国家権力による拷問や残虐な行為を根絶することを目的として作成されました。

歴史的背景と条約の主な内容

第二次世界大戦後、国際社会では基本的人権の尊重が掲げられましたが、依然として世界各地で政治犯や容疑者に対する拷問が絶えませんでした。こうした状況を受け、国連は1975年に「あらゆる人人を拷問その他の残虐な、非人道的な又は品位を傷つける取扱い又は刑罰から保護するための宣言」を採択し、さらに法的拘束力を持つ条約の制定に向けて作業を進めました。本条約では、締約国に対し、管轄下にある区域内で拷問が行われないよう効果的な立法、行政、司法その他の措置をとることを義務付けています。

その後の影響

拷問等禁止条約の採択は、国際的な人権基準の向上に大きく寄与しました。条約に基づき設置された「拷問禁止委員会」は、締約国から提出される報告書の審査や、必要に応じた調査を行い、各国における条約の履行状況を監視しています。これにより、拷問の防止と被害者救済に向けた国際的な協力体制が強化されました。

ポイント

  • 1984年2月10日に国連総会で採択された。
  • いかなる例外的な状況も拷問の正当化事由として認めない原則を定めている。
  • 締約国に対して国内法での拷問の犯罪化や防止措置を義務付けている。