歴史・2月1日
スペースシャトル「コロンビア」が空中分解事故を起こす
2003年2月1日、アメリカのスペースシャトル「コロンビア」が地球再突入時に空中分解し、搭乗していた7人全員が犠牲となる悲惨な事故が発生しました。この事故は世界の宇宙開発史に大きな衝撃を与え、スペースシャトル計画の大幅な見直しを迫る契機となりました。
事故の概要
2003年2月1日、STS-107ミッションを終えて地球へ帰還中だったスペースシャトル「コロンビア」が、テキサス州上空を飛行中に空中分解しました。大気圏再突入の約15分前のことでした。乗組員7名全員が死亡し、NASA(アメリカ航空宇宙局)にとって1986年のチャレンジャー号爆発事故以来となる重大な有人宇宙飛行事故となりました。
事故の原因と影響
調査の結果、同年1月の打ち上げ時に外部燃料タンクから剥離した発泡断熱材の破片が左翼の耐熱タイルに衝突し、そこに生じた破損部から高温の大気が侵入したことが原因と判明しました。この事故を受け、NASAは安全点検と修復技術の確立に向けた厳格な対策を講じることとなりました。また、老朽化が進んでいたスペースシャトル計画自体の終了を早める要因ともなり、2011年のアトランティス号の飛行をもってスペースシャトル計画は幕を閉じました。
ポイント
- 発生日は2003年2月1日である。
- 事故機はスペースシャトル「コロンビア」(ミッション名:STS-107)。
- 乗組員7名全員が犠牲となった。
- 直接の原因は打上時の断熱材衝突による耐熱タイルの損傷とされた。