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国際・1月29日

エジプトで「怒りの日」と呼ばれる反政府デモが激化した日

エジプトで「怒りの日」と呼ばれる大規模な反政府デモが激化した日は、2011年1月29日を指します。長期政権に対する国民の不満が爆発し、治安部隊との激しい衝突や全土での抗議活動へと発展した歴史的な転換点です。この出来事は、のちに「アラブの春」と呼ばれる一連の民主化運動のなかでも象徴的な局面となりました。

「怒りの日」の激化と現地の状況

2011年1月下旬、エジプト国内ではホスニー・ムバラク大統領の長期政権退陣を求める抗議デモが激化しました。特に1月29日は「怒りの日」と称され、首都カイロやアレクサンドリアなどの主要都市で数万から数十万人にのぼる市民が路上に集結しました。治安部隊による催涙ガスやゴム弾、実弾を用いた鎮圧が行われたものの、デモ隊の勢いは収まらず、政府は夜間外出禁止令の発令や軍の治安維持投入を余儀なくされました。

歴史的背景とその後の影響

当時のエジプトでは、高失業率、貧困、物価高騰、そして長年にわたる強権的な政治体制に対する国民の不満が鬱積していました。同月に隣国チュニジアで起きた「ジャスミン革命」の影響も受け、SNSなどを通じた呼びかけによって大規模な動員が実現しました。この反政府運動は最終的にムバラク大統領の辞任を引き出し、エジプトの政治体制および中東地域の勢力図に大きな影響を与えました。

ポイント

  • 2011年1月29日は、エジプトの反政府デモにおいて「怒りの日」と呼ばれた日である。
  • ホスニー・ムバラク大統領の長期政権に対する不満が背景にあった。
  • 首都カイロをはじめとする主要都市で治安部隊とデモ隊が衝突した。